【救国のスネジンカ】ダチカのプロフィール

地方農家出身のダチカのキャリアは決して楽なものではなかった。
彼女の家は9人の大家族で、瘦せた土地でジャガイモくらいしか育たないが、貧しいながらも家族仲がとても良く、幸せに暮らしていた。
しかし、政府の食料政策により费家の生産物が安く買い叩かれる仕組みにより生活が一变。
本来なら家族で食べていくには困らない程度しか買われない政策だったが、担当している地域の農産物収積量が地方役人の出世に影響するため、農家の取り分を残さず根こそぎ奪うようになった。

作った作物は安く買い叩かれ、ダチカの家族は食べものを買うお金にも困るようになった。父は寒がる家族
の為、冬山へ薪をとりに行き行方不明。兄と弟は兵役へ、姉も兵器生産工場で出稼ぎ中に過労で倒れた。
ダチカも食い扶持を減らす為、単身で都市へ出稼ぎへ出たが、農業経験しかないダチカが就けるまともな仕事は無く、民間軍事企業で働くこととなった。

戦闘行為で発生した損耗を政府とは関係のない企業内の「労災」として数える事ができる為、反戦ムードを警戒した政府は正規軍の代わりに民間軍事企業へ多額の支援を行い、現在も働き手を多く募集している。ダチカが軍事企業で働く目的は、家族に仕送りをするためであり国、軍隊や軍事企業に対して忠試心は一切なく、むしろ家族をひどい目に合わせた原因として快く思っていない。